治験とマーケティング

 

ネットでマーケティングを調べると、「顧客が求める商品やサービスを、効果的に得られるようにする活動」と説明されています。あなたが治験の仕事で提供しているモノは何でしょうか？　おそらく治験に関する専門的な「サービス」を提供しているはずです。

 

治験におけるマーケティングは、その「サービス」を「誰に対して」「効果的」に
得てもらうかを考え、提供していく作業になります。

この作業の柱となるのが、マーケティングの基本要素になります。

 

 

　　ポジショニング

 

競合相手に対し、優位な立場（ポジション）で差別化を図る手法をポジショニングと呼んでいます。

 

図で説明すると・・・　右の図で縦軸と横軸に自分の得意分野を設定して下さい。治験の仕事なら、縦軸を「疾患の知識」、横軸を「資料作成のスピード」で設定するとイメージしやすいでしょう。この２つの項目において、自身「Self」が競合相手と比較し、右上のポジションを確保できれば、あなたの立場「Self」は他の「A」〜「C」より高い優位性を持つことになります。

 

ここで注目いただきたい点は、縦軸において自身「Self」が競合相手「A」よりも劣っているということです。また、横軸においても「B」に劣っています。つまり、各々の分野でトップではなくとも、２つ以上の軸を設定すれば、「A」や「B」より優位なポジションを確保できるのです。

 

 

　　ターゲティング

 

市場を細かく分類し（セグメンテーション）、最も力を注ぐ相手（ターゲット）を選別する作業をターゲティングと呼びます。

 

ターゲットを細かく絞り込むほど、資源やエネルギーを集中して投下できるため、高い効果が期待できます。

 

治験の仕事で「あなた」が
最も評価してほしい相手
は誰でしょうか？

 

 

　　コンセプト

 

コンセプトは「基本的な概念」や「主張」といった意味で使われますが、相手に伝えたいことを明確にしたものがコンセプトです。

 

治験において「自分が提供する仕事を一言で表現してみて下さい。」と言われたら、どう表現するでしょうか？　キャッチコピーと同じ発想ですが、上の図を参考に考えてみて下さい。

 

 

自分のスタイルに合うマーケティング

 

 

マーケティングは成功するまで「トライ&エラー」の繰り返しです。最初から正しい答えなど存在しません。失敗しながら自分に合ったスタイルを確立していきます。

 

自分が戦う市場はどこなのか？　　その答えを導くのがマーケティングです。

 

 

「あなた自身」をしっかりとマーケティングできれば、売り込みやアピールといった「セールス」活動は不要です。相手は間違いなく「あなた」を選ぶでしょうし、「あなた」の仕事で笑顔になります。そして、それが「あなた」の喜びとなり、ますます「あなた」の価値が高まります。

 

 

---

 

 

マーケティングを基礎から学びたい

 

 

本格的にマーケティングを学ぼうと思えば、MBA（経営管理修士）を取得する方法もありますが、「治験の仕事に応用できる程度」で考えると、この書籍が参考になるかもしれません。
↓↓↓↓↓↓

【送料無料】グロービスMBAマーケティング [ グロービス経営大学院 ] 価格：2,940円（税込、送料込）

 

 

 

「理論よりも実践派」という人は、「テストマーケティング」に取り組んでみて下さい。
↓↓↓↓↓↓

PDF教材な上に、値段は1,200円と書籍を買うよりもお手頃価格です。

 

 

 

治験の業務よりも、営業職の人に合う内容ですが、今なら特別価格（1,000円）です。
↓↓↓↓↓↓

特典でついてくるE-BOOK（8冊）も魅力です。
↓↓↓↓↓↓

ヤニクシルバーが暴露する…顧客心理を利用した極上マーケティングテクニック

 

 

 

無益な争いから「あなた」を解放します

 

 

再度ドラッカーの言葉を借りると、優れたマーケティングでセールスは不要となります。誰かと争うことなく、自分にピッタリな市場を確立できます。奪い合う相手がいると「争い」を生みますが、相手がかなわない位置に立つことで、「あなた」は無益な争いから解放されます。

 

 

リーダーシップを学ぶ