何のためにキャリアを磨いていますか?
ドリルが欲しい人は、ドリルそのものではなく、ドリルであけた「穴」がほしいはずです。そこにネジを入れて棚を作るなら、本当に欲しい物は「棚」になります。
キャリアを磨いている人は、キャリアそのものではなく、
キャリアがあることで 「得られるもの」 を求めているはずです。
カルロス・ゴーンの名言集 - YouTube
カルロス・ゴーンはキャリアを磨きあげた成功者の一人ですが、彼が築き上げたキャリアは全て「社会に対する貢献性」を目指しています。
目的を達成してしまうと「貢献性」を忘れる
大臣になった政治家が問題発言などで退任するように、キャリアを重ねて目指していたポストを獲得すると、多くの人はその地位や権限に酔ってしまい「貢献性」を忘れます。
「貢献性」の高い人がほしい
みんな自分の都合通りに「役に立つ人」がほしいんです。どんなに能力があろうと、自分にとって「役に立つ人」でなければ、存在する価値を感じません。
「豊か」に生きる人は「役に立つ存在」
いつか会社を退職する日がきます。定年退職なのか、リストラなのか、転職なのか ・・・
どんな形であろうと、必ず退職する日はきます。
会社を辞めたときに、あなたを必要としてくれる人がいたら嬉しいと思いませんか?
「豊か」に生きている人達は、人や社会から必要とされる人達です。
人や社会から必要とされる人達は、相手にとって「役に立つ存在」です。
キャリアを磨いた先にあるもの
高い貢献性を身に付け、人や社会から必要とされる存在になる
退職したんだから自由に生きたい
ようやく組織のしがらみや束縛から解放されたんだから、自由に生きたい!
同感です。私も退職して一番嬉しかったのは自由な時間を手に入れたことです。しかし、自由な毎日を「豊か」に生きるには、経済的な問題をクリアしなければなりません。
「公益財団法人 生命保険文化センター」が発表する、「老後の最低日常生活費」は・・・
22.3万円/月 だそうです。
これを年収に換算すると
22.3万円 × 12ヶ月 = 267.6万円
これは「最低日常生活費」ですので、予測外の出費は加算されていません。
予想外の出費を考慮の上、同センターが発表した「ゆとりある老後生活費」は・・・
36.6万円/月 だそうです。
これを年収に換算すると
36.6万円 × 12ヶ月 = 439.2万円
平均寿命や今後の日本の医療の進歩を考えると、老後が約30年あると仮定して・・・
最低限の生活 : 262.6万円 × 30年 = 7,878万円
ゆとりある生活 : 439.2万円 × 30年 = 1億3,176万円
これだけの金額を蓄えておかなければ、自由な生活を満喫することができません。
そしてこの金額は普通のサラリーマンには、決して蓄えることができない金額です。
退職しても収入が必要
悲しいことかもしれませんが、しっかりとした資産を築いてこなかった人は、退職後も働く先を探し続けることになります。キャリアを磨いてきた人は、その専門知識や経験から、高い貢献性を発揮できるので、人や社会から必要とされます。
若いときは 「異性にモテたい」 「威張りたい」 「給料アップ」 という目先の理由でキャリアアップを目指したかもしれませんが、キャリアが本当に生きるのは、所属する組織を離れた後です。
キャリアを磨いた人の成功事例
キャリアを築いたことで、退職後も「豊か」に生きている人の成功事例を紹介します。
顧問契約のオファーを受ける
複数の会社からオファーを受けるようになり、退職前より収入が増えました。
教育研修を担当する
現場で培った経験と、働く上で大切なマインドを後輩に伝えています。
新規事業の創出
企業が発展していくための土台作りに協力しています。
いずれもしっかりとしたキャリアがあるからできる仕事です。
おそらく、これらを狙ってキャリアを築いたわけではなく、気付いたらこういった形で貢献できるチカラが身に付いていたのでしょう。
チャンスは準備している人の前に現れます。
準備していない人は、目の前のチャンスに気付きません。
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